たばこの害について
たばこの害について
タバコの煙には4,000種類以上の化学物質が含まれています。その中には60数種類の発がん物質を含む、多くの有害物質が含まれています。代表的な有害物質はニコチン、タール、一酸化炭数などです。
【主な有害物質】
- 血圧を上昇させるニコチン
血圧を上げたり、心拍数を増やして心臓に負担をかけます。依存性が強く、たばこをやめられない原因に。 - 発がん物質の多いタール
発がん性物質が多く含まれています。肺を黒くし、その働きを低下させます - 酸素を運ぶのを妨げる一酸化炭素
ヘモグロビンと結びついて血液が酸素を運ぶのを妨げるため、心臓の負担が大きくなります。
たばこの煙は、周囲の人の健康にも害をおよぼします
タバコを吸わない人が、知らないうちにたばこの煙を吸っていることを「受動喫堙」といい社会全体の問題となっています。
たばこの有害物質は、ただよう煙に多く含まれているため、喫煙している人の近くにいると、健康を害する危険度が高くなります。

- 「副流煙」とは・・・・たばこの火から立ちのぼる煙の事をいいます。
- 「主流煙」とは・・・・喫煙者が吸うたばこの煙を指します。
- 「環境中たばこ煙」・・・・副流煙と、吐き出した主流煙を合わせてこう呼びます。
たばこを吸わない人は、この両方の煙を吸うことで受ける害がいっそう多くなります
喫煙者の妻の肺がんリスクが高い!
ヘビースモーカー(1日20本以上)の妻は、本人が喫煙していなくても、肺がんで死亡する割合が、喫煙しない人の妻の1.91倍に。
子どもへの害はさらに大きい!
母親が喫煙している場合、3歳児の10人に1人にぜんそく様気管支炎が見られる。その後、子どもがぜんそくになる危険性は、喫煙しない人の約2.5倍に。
「がんの発症率」は・・・・非喫煙者の1.5~32.5倍
「まだある、たばこが引き起こす病気」とは・・・・
- 心臓病
- 脳梗塞
- 肺疾患
- 胃・十二指腸潰瘍
- その他:歯周病・狭心症・心筋梗塞・ぜんそく・気管支炎・骨粗しょう症など