事務局へのお問合せは 健やか未来都市ちばプラン推進協議会(公益財団法人千葉市保健医療事業団内)
〒261-0001 千葉市美浜区幸町1-3-9 TEL:043-238-9912 FAX:043-238-9953
メタボリックQ&A

基礎知識編

Q1:メタボリックシンドロームってなんですか?

A1:
「メタボリックシンドローム」とは、内臓脂肪による肥満の人が、「糖尿病」「高血圧」「高脂血症」といった生活習慣病になる危険因子を併せもっている状態のことです。
これらの危険因子は、それぞれ1つだけで動脈硬化を招きますが、複数重なることによってお互いに影響しあい、動脈硬化を飛躍的に進行させることがわかってきました。
~動脈硬化が急激に進む危険な状態~

Q2:検査値で「血糖値・血圧・血清脂質がちょっと高め」ぐらいなら大丈夫でしょうか?

A2:
「ちょっと高め」が落とし穴です!!
狭心症や心筋梗塞などの心臓病を発症した人が、動脈硬化の危険因子をどの程度もっていたかを調べた研究を例にみてみましょう。
「肥満・高血糖・高血圧・高脂血」といった4つの危険因子がまったくない人の心臓病が起こる危険度を1としたとき、危険因子を1つだけもっている人の危険度は、約5倍でした。
ところが、3つ以上になると、その危険度は約36倍にものぼったのです。

Q3:動脈硬化ってなんですか?

A3:
動脈は、心臓が強い力で押し出した血液が流れる血管で、本来、弾力性と柔軟性にとんでいます。この動脈の層が厚くなったり、硬くなったりして弾力性や柔軟性を失った状態が動脈硬化です。なかでも、「粥状(じゅくじょう)動脈硬化」は、生活習慣の乱れなどが原因で血液中のコレステロールなどが血管壁に沈着することによっても起きるもの。
動脈硬化は自覚症状なく進行し、心臓病や脳卒中をはじめとする循環器病など命にかかわる危険な病気を起こす要因となります。また、深刻な後遺症を残し、その後の生活に重大な支障をきたすことも少なくありません。

Q4:そもそも肥満ってなんですか?

A4:
肥満とは体脂肪が過剰に蓄積した状態です。たとえ体重が多くても、筋肉で体重が増えている場合は肥満ではありません。一方、体重が多くなくても体脂肪が多い場合は肥満と言えます。
主に食生活、運動不足による肥満を単純性肥満といいメタボリックも含め肥満と呼ぶ場合はこの事をさします。
また、代謝異常やホルモン異常などの原因で肥満となる症候性肥満と呼ばれる状態もあります。

Q5:内臓脂肪はなぜ悪い?

A5:
内臓脂肪は、たまりすぎると直接的、間接的に動脈硬化を進める働きをします。かつては、ただのエネルギーの貯藏庫だと思われていた脂肪細胞。しかし、最近では「アディポサイトカイン」という生理活性物質を分泌し、さまざまな影響をおよぼしていることもわかってきました。

Q6:メタボリックシンドロームにならないためにはどうすればよいでしょうか?

A6:
まず、内臓脂肪をためないこと。内臓脂肪がたまる要因のほとんどは、じつは日常生活のなかにあります。
運動と食生活を中心とした自分のライフスタイルを振り返り、できることから1つひとつ改善していきましょう。

メタボリックシンドロームに関する病気編

Q1:高脂血症とは?

A1:
高脂血症とは、血液中に中に含まれる脂肪分(コレステロールや中性脂肪など)が高い状態をいいます。
脂肪は、たんぱく質や等質とともに私たちの体に必要不可欠な栄養素ですが、必要以上にとり過ぎると血液中に脂肪分が増え、血液がドロドロになります。その結果、血管の壁に脂肪分が沈着して動脈硬化を招き、心臓病や脳卒中などさまざまな重大な病気へとつながっていきます。
メタボリックシンドロームとの関係
内臓脂肪の蓄積と密接に関係しているが、中性脂肪とHDLです。内臓脂肪が分解してできる「遊離脂肪酸」が、肝臓で中性脂肪をつくる原料です。だから、内臓脂肪が増えると遊離脂肪酸も増え、中性脂肪も増えてきます。
また、中性脂肪が増えるとHDLは減ってくるように、HDLは中性脂肪と反比例の関係にあります。

Q2:糖尿病・耐糖能異常とは?

A2:
糖尿病とは、すい臓でつくられるインスリンというホルモンの分泌や働きが悪くなって(インスリン抵抗性)、血液中のブドウ糖の量(血糖値)が過剰に増加する病気です。
また、糖尿病に至っていないものの、いわばその「一歩手前」である前段階を耐糖能異常といいます。
高血糖の状態が続くと、全身の血管や神経がおかされて、さまざまな合併症を引き起こします。
メタボリックシンドロームとの関係
糖尿病・耐糖能異常は、内臓脂肪型の肥満と密接にかかわっています。内蔵脂肪の蓄積は、過栄養と運動不足原因です。
不健康な生活習慣がインスリン抵抗性を引き起こし高血糖を招きます。
また、耐糖能異常や糖尿病は、中性脂肪を増やしたり、HDLコレステロールの減少を引き起こす要因にもなります。

Q3:高血圧とは?

A3:
心臓から全身に向かって送り出される血液が、血管を流れるときに血管の内壁にかける圧力のことを「血圧」といいます。
血圧が高い状態が続くと、血管がもろくなったり動脈硬化の進行が早まって、脳卒中や、虚血性心疾患、腎硬化症発症のリスクを高めます。
また、全身に血液を送り出すポンプの作用がしだいに弱くなるため、心不全を引き起こしやすくなります。
メタボリックシンドロームとの関係
高血圧は内臓脂肪の蓄積と関係があります。
内臓脂肪は、「インスリン抵抗性」を招いて血圧を高めるほか、「アンジオテンシーゲン」などの生理活性部質を分泌して血圧を上げる働きをしています。
そのため、内臓脂肪型肥満の人が高血圧になる危険性は2~3倍になります。
一方、インスリン抵抗性は「糖尿病」も招くため、糖尿病の人はそでない人に比べて高血圧の頻度が3~4倍高いといわれています。

Q4:循環器病とは?

A4:
動脈は、全身に酸素と栄養を行きわたらせるための血管です。この動脈の壁の弾力性がなくなったり、もろくなったりして、血管の内腔が狭くなった状態が「動脈硬化」です。
動脈硬化が進行することによって起こる病気を循環器病といい、発症すれば生命にかかわる場合が多く、後遺症もあり深刻です。

Q5:脂肪肝とは?

A5:
肝臓の細胞に中性脂肪が過剰にたまる病気です。自覚症状はありませんが、放っておくと「肝硬変」に移行することもあります。
脂肪肝の確定診断には「肝生検」を行いますが、肝臓の細胞を採取し身体に負担がかるため、多くの場合、「腹部超音波検査」で診断されています。
また、血液中の「AST(GOT)」や「ALT(GPT)」「γ-GTP」の値を調べます。
メタボリックシンドロームとの関係

脂肪肝の発症は、内臓脂肪の蓄積と密接にかかわっています。

Q6:痛風とは?

A6:
痛風(痛風関節炎)は、足の付け根などに痛みが起こる病気です。
血管中の「尿酸」が増える「高尿酸血症」が進行することによって発症します。
尿酸値が7.0㎎/dlより上が「高尿酸血症」、8.0㎎/dl以上だと痛風発作を起こしやすく、治療が必要になります。
痛風の初期には、発作は1年に1回程度ですが、進行すると間隔が短くなってきます。
さらに、発作だけではなく、尿路結石、腎臓障害、尿毒症などの合併症が引き起こされます。
メタボリックシンドロームとの関係
肥満の人に起こりやすい傾向があり、インスリン抵抗性との関連も指摘されています。
痛風や高尿酸血症があると、全身の動脈硬化が促進されることがわかっています。

Q7:睡眠時無呼吸症候群とは?

A7:
睡眠中に何度も呼吸が止まり、日中の活動や健康に支障をきたす病気です。
呼吸がとまると、休んでいた脳が活動しはじめて呼吸を促します。これを一晩に何度もくり返すため、睡眠が浅くなり、日中眠くなったり、朝起きると頭痛がしたりします。また、いびきを伴うこともあります。
心臓に負担がかかるため心筋梗塞や不整脈を起こしやすく、突然死することもあるので注意が必要です。
メタボリックシンドロームとの関係
睡眠中は、筋肉が弛緩(しかん)したり重力がかかったりして、上気道が狭くなるものですが、肥満だと、首のまわりに多くの脂肪がつき、もともと上気道が狭いため閉塞しやすくなります。高血圧を悪化させる要因にもなります。

健やか未来都市ちばプラン

健やか未来都市ちばプラン概要版 健やか未来都市ちばプラン 新世紀ちば健康プラン最終評価報告書

健やか未来都市ちばプラン(中間評価・見直し)

健康プラン(中間評価・見直し)概要版